~印象派が見つめた~

19世紀パリの「リアル」

​2017年7月14日・23日開催

いつの世も、技術は日常を変え、日常を見つめる私たちの物の見方も変えていきます。

 

例えば現代、スマートフォンは写真の在り方を変え、私達の日常で目に映る物事への眼差しも変えました。もしFacebookやインスタグラムがなければ、目の前のケーキやコーヒーを「撮影」し、誰かに見せようと思ったでしょうか?昔からカメラは家庭用にも普及していましたが、その当時、カメラでサンドイッチやパンケーキを撮影しようと思ったでしょうか?

それと同じような現象が、19世紀半ばのフランスにも起こります。産業革命や科学技術の飛躍的な発展により、人々のライフスタイルが劇的に変化します。その著しい変化をいち早く「絵になるテーマ」として捉え「実際に絵に表現した」のが「印象派」と呼ばれる芸術家たちです。

それまでの伝統的な絵画は「歴史・神話・宗教画」といったテーマが何より重きをおかれるべきものであり、市民の日常生活を描くなど、到底あり得ないことでした。しかし、印象派の画家たちは、そんな常識を突き破り、眼前で繰り広げられる「新しい生活=当時のリアル」を、新しい絵画手法で絵に表現しました。

 

本セミナーは、そうした印象派に親しむスライドセミナーとなります。

 

​[コンセプト]

 

★初心者の方にも分かりやすく説明いたします。

★作品を見ただけでは分からない歴史背景、当時の写真、画家たち(主にマネ、モネ、ルノワール、ドガ、ピサロ)の特徴やエピソードを交えて、印象派の作品に親しむセミナーです。

(セザンヌ、ゴッホ等の後期印象派は含まれません)

できるだけ、国内でも鑑賞できる作品を事例として紹介する予定ですので、美術館へのお出かけの際など、今後の鑑賞の一助となれば幸いです。

 

エピソード例:

 

★モネは、アメリカで作品が売れたおかげで、複数回も自殺未遂する程の長年の経済苦から抜け出せたのに「(文化的に後進国の)アメリカよりもフランスで売れたい」とこぼしていた。

★庶民出のルノワールのファッションセンスは微妙なところがあり、上流階級令嬢の肖像画作成時に、実際の令嬢が着ていなかった服を自分の好みで勝手に変えて描いたところ、完成後に令嬢が「私はこんな服は着ません!」と激怒し受け取りを拒否した。   

 

★パステル画で有名なドガが通った画材店は現存し、ドガのためだけに作られたパステルが30種ある。また、ドガはモネやルノワールなどの明るさ重視の画法は受け入れず、印象派の画家として一緒に括られるのを嫌がっていた。

 

などなど。

 

★当日は、当時の絵にまつわるドリンクとお菓子をご用意します。

 

ルノワール展を2倍楽しむ

カジュアル・アートセミナー

2016年7月3日(日)

13:00 - 15:00

場所:あるかでぃあ